ロンググッバイ

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帰り道は忘れても、難読漢字はすらすらわかる。
妻の名前を言えなくても、顔を見れば、
安心しきった顔をする――。

東家の大黒柱、東昇平はかつて区立中学の校長や公立図書館の館長をつとめたが、
十年ほど前から認知症を患っている。
長年連れ添った妻・曜子とふたり暮らし、
娘が三人。孫もいる。

“少しずつ記憶をなくして、
ゆっくりゆっくり遠ざかって行く”といわれる認知症。
ある言葉が予想もつかない別の言葉と入れ替わってしまう、
迷子になって遊園地へまよいこむ、入れ歯の頻繁な紛失と出現、
記憶の混濁--日々起きる不測の事態に右往左往するひとつの家族の姿を通じて
、終末のひとつの幸福が描き出される。


著者独特のやわらかなユーモアが光る傑作連作集。

ブックレビューより

+++++

アメリカでは認知症のことを
ロンググッバイ
と言うそうです。

1話進んでいくにつれて
おちていく(進行)のがなんとも切ない

老老介護とか
深刻問題もいろいろ
身につまされるのですが
ちょっと笑えることもあって
それが救いです。


おじいさんに関わる家族のそれぞれの目線から
様子がうかがえる。
ここの家族がみんな優しい
それぞれ色んな事情を抱えてるのに、、
徐々にかわっていくお父さんを
バカにしたり愚痴ったりせずに
その病気を受け入れてる。

認知症のお父さんと会話はもうホントにリアルで
映像が浮かんでくる感じ、、


映画化、ドラマ化 できそうです。


小林 薫さんならちょっと若い?
(*^。^*)


冒頭のメリーゴーランドのシーン

から始まり

ラストは
カリフォルニアに住む孫と
その校長先生との面談

間接的なのがよりいっそう


ほろりとさせられました。

秀逸作品です ☆☆☆☆☆∞

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